アドソル日進株式会社 (証券コード:3837)
東証業種:情報・通信業 時価総額:154億円
PER:16.98倍 PBR:2.25倍 配当利回り:2.4% (2023/11/17現在)
2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)
売上高・売上総利益率・営業利益・営業利益率のいずれも、第2四半期累計期間としての過去最高を更新
会社予想を25.9%上回る決算で2Qの進捗率は55.1%
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 期末配当金 | ||||
百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 円 | |
2024年3月期2Q | 6,835 | 9.6 | 709 | 33.6 | 739 | 34.6 | 481 | 30.0 | 19.00 |
2023年3月期2Q | 6,236 | 0.1 | 530 | △12.7 | 549 | △12.6 | 380 | △15.2 | 18.00 |
2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)
通期会社予想は据え置き
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 1株当たり純利益 | 年間配当金 | ||||
百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 円 | 円 | |
2024年3月期通期 | 13,600 | 5.9 | 1,300 | 7.4 | 1,340 | 7.7 | 897 | 6.6 | 96.38 | 39.00 |
デジタル社会の“ あした ” をリードするイノベーションカンパニー
社会インフラ事業
エネルギー分野(電力・ガス):次世代スマートメーターや再生可能エネルギーの活用など、新・中期経営計画で掲げた「成長事業:次世代エネルギー」の拡大につながる新たなテーマに注力した。
交通・運輸分野(道路・鉄道、航空・宇宙等):航空キャリア向け案件が順調に推移したことに加え、宇宙関連や道路関連で対応テーマの拡大に取り組んだ。
公共分野(防災等):防災関連が拡大した。
通信・ネットワーク分野(次世代通信5G等):5Gを中心とした基地局開発等に継続して取り組んだ。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、3,955百万円(前年同期比9.3%増)となった。
先進インダストリー事業
製造分野:大手メーカー向けDX案件が堅調に推移したことに加え、スマート・モビリティ(先進EVや、自動運転等)が計画通り推移した。
サービス分野:キャッシュレス・決済・クレジットカードを中心としたペイメント・システムが拡大した。
エンタープライズ分野:システムインテグレーター企業向けのDX案件などが堅調に推移した。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、2,880百万円(前年同期比10.0%増)となった。
ソリューション事業
「GIS:地理情報システム」「IoT空間情報」「セキュリティ」を中核ソリューションとした提案活動に取り組み、社会インフラ事業では、電力会社や自治体向けのGISソリューションが堅調に推移した。
また、先進インダストリー事業では、建設/測量コンサルティング企業向けGISソリューション、製造業・物流業向けIoTソリューションの拡大に取り組んだ。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、488百万円(前年同期比8.7%減)となった。
ICTシステム開発力や技術力の強化に向けた取り組み
・ベトナムのテックゼン社と人材育成を中核とした資本・業務提携
・ベトナムのダナン大学(国立総合大学)と産学連携協定を締結
コンサルティング対応(上流工程、営業力・提携力強化)
株式会社データビークル社とソリューションとの融合・共同開発を目指し、ソリューションパートナー契約を締結。
ビジネスレバレッジ向上の取組み(プロダクトやソリューション、高度エンジニアリングなど)
GIS:地理情報システムによるDXの実現にお応えするため、当社初のサブスクリプション・ソリューションとして、店舗情報マッピングサービス「COCOYA(ココヤ)」の販売を開始した。
地図業界のリーディングカンパニーである株式会社ゼンリンとは、地図データ販売におけるパートナー契約を締結した。
グローバル・アライアンス
仏・シュナイダー・エレクトリック社が実施した「シュナイダー・サステナビリティ・インパクトアワード」において、世界のパートナー企業400社の登録の中から6社のみが選ばれる「Global Winner」として表彰された。
エリア戦略
2023年4月にグランドオープンした「名古屋オフィス」を起点に、中部地区での事業拡大(エネルギー業、製造業)に取り組んだ。
研究開発
100%子会社の米国サンノゼR&Dセンターや、企業・大学・研究機関との共同研究、また、AI研究所での研究開発等の取組みを通じた成果として特許の取得に注力しております。今般、新たに位置検知・IoT関連で1件の特許を取得し、累計で21件となりました。
産学連携の取組みとしては、東京大学大学院(宇宙・衛星データ利活用)をはじめとした各大学との共同研究を継続したことに加え、ベトナム・ダナン大学と新たに「メタバース」と「教育システム」の融合に向けた共同研究を開始しました。
人材に関する取り組み
市場環境変化や技術革新を先取りする「デジタル人材育成」を一層加速させるため、新たに「人財開発センター」を設置した。
持続的成長の源泉である優秀な人材の獲得に向けた新卒採用活動に継続して取り組んだ(採用予定:40名以上)。
外部評価等
13期連続増配を踏まえ、日本経済新聞社が新たに公表を開始した「日経連続増配株指数」の構成銘柄に選定されました。
最高売上・最高利益・最高利益率の更新!!
現段階で2024年3月期見通しに変更はなく、最高売上・最高益更新を想定している。
・売上高:136億円
・営業利益:13億円
・営業利益率:9.6%
堅調な業績を踏まえ、この下期は中期経営計画の達成、2030年以降の持続的成長につながる戦略投資を拡大していく方針としている。
上期の進捗や受注を考えても※ このレポートはアドソル日進株式会社(3837)の2024年3月期第2四半期の決算短信及び決算説明資料からの抜粋も含まれており、参考にしています。
決算発表日:2023年11月7日
作成者:JP
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